今あるものは、すでにその名がつけられた。そして人はいかなる者であるかは知られた。それで人は自分よりも力強い者と争うことはできない。
神はわたしのように人ではないゆえ、 わたしは彼に答えることができない。 われわれは共にさばきに臨むことができない。
「非難する者が全能者と争おうとするのか、 神と論ずる者はこれに答えよ」。
見よ、ししがヨルダンの密林から上ってきて、じょうぶな羊のおりを襲うように、わたしは、たちまち彼らをそこから逃げ走らせ、わたしの選ぶ者をその上に立てる。だれかわたしのような者があるであろうか。だれがわたしを呼びつけることができようか。どの牧者がわたしの前に立つことができようか。
今あるものは、すでにあったものである。後にあるものも、すでにあったものである。神は追いやられたものを尋ね求められる。
あなたが『彼はわたしの言葉に 少しも答えられない』といって、 彼に向かって言い争うのは、どういうわけであるか。
まことに人は影のように、さまよいます。 まことに彼らはむなしい事のために 騒ぎまわるのです。 彼は積みたくわえるけれども、 だれがそれを収めるかを知りません。
人は、そのよわいは草のごとく、 その栄えは野の花にひとしい。
主なる神は人に呼びかけて言われた、「あなたはどこにいるのか」。
それとも、わたしたちは主のねたみを起そうとするのか。わたしたちは、主よりも強いのだろうか。
主に向かっては知恵も悟りも、 計りごとも、なんの役にも立たない。
言葉が多ければむなしい事も多い。人になんの益があるか。